不倫慰謝料請求と無言電話での嫌がらせを退けた事例

  • cases150
  • 2017年11月15日更新
女性
  • 50代
  • 女性
  • 会社員
  • 不倫
  • 交渉
  • 慰謝料請求
  • 請求をされた
  • 請求金額150万円
  •  
  • 最終金額 0円(請求を退けた)

ご相談に至った経緯

ご相談者Aさんは、既婚者の男性Bさんと不貞関係にありました。ただし10年以上前の話であり、Aさんの不貞行為について、Bさんの妻であるCさんが知ったのも平成22年のことでした(相手方からの内容証明郵便や、証拠として送られてきた診療内科の診断書に、Cさんが不貞行為を知った年が明記されていた)。

不貞行為の相手であったはずのBさんからは、何故かAさんに謝罪を求める手紙が大量に送られてきたため、Aさんは謝罪したが、要求はどんどんエスカレートし、無言電話も何百回とかかってきていました。

最終的に、相手方代理人から150万円の慰謝料を求める内容証明郵便を受領したため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

ご相談内容

請求された150万円を少しでも減らしたい。50万円くらいになればよいと考えている。職場での不貞行為で、Bさんはすでに定年退職しているが、職場には知られたくない。

ベリーベストの対応とその結果

相手方代理人に対しては、すでに不法行為の消滅時効にかかっているとの反論書面を出しました。

その上で「解決金として30万円支払う」と申し出ました。相手方代理人と3か月ほど交渉を続けましたが、Cさんも精神的に病んでいる方であり、「150万円でないと納得しない」とのことでした。最終的に、相手方代理人は辞任するに至りました。

その後、再度、CさんからAさんに無言電話がにかかってくるようになったため、当方からCさんに対して請求権は時効にて消滅していること、これ以上の連絡は脅迫罪・恐喝罪・めいわく防止条例違反になる可能性があること、職場への連絡は名誉毀損罪になる可能性があることを記した内容証明を送りました。
その後も無言電話は止まらなかったので、再度、もう少し強い文言の内容証明郵便を送付したところ、無言電話はストップしました。

そこから4か月間、Cさんからの接触はありませんでした。Aさんには、債務不存在確認訴訟があることも案内したが、このまま放置したいとのことで、事件終了となりました。

【解決のポイント】
不倫慰謝料請求の時効が成立しており、Cさんが訴訟を提起してきても退けることができるため、強気に出ることができました。最終的に、Cさんには金銭を支払うことなく、事件を終了させることができました。


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