財産分与で受け取れる金額が、当初の相手方主張の3倍となった事例
- cases284
- 2017年12月01日更新
- 40代
- 女性
- 主婦
- 離婚
- 交渉
- 慰謝料請求
- 財産分与
- 不動産
- ■配偶者の年齢・職業 40代 [自営業]
- ■婚姻期間 10年~15年
- ■離婚原因 浮気・不倫
- ■子供 1人
ご相談に至った経緯
ご相談者Aさんは、夫であるBさんから暴言を吐かれたり、Bさんが別の女性と密会していたりしていたことで大きなショックを受け、Bさんの顔を見たり声を聞くだけでも動悸がしてしまうほどの恐怖を抱くようになってしまい、Bさんと離婚することを決意しましたが、どうしてもBさんと直接やり取りをすることが怖く、子供との面会交流や財産分与等、離婚の条件についての話し合いができずにいました。
ご相談内容
ご相談者Aさんは、夫であるBさんから暴言を吐かれたり、Bさんが別の女性と密会していたりしていたことで大きなショックを受け、Bさんの顔を見たり声を聞くだけでも動悸がしてしまうほどの恐怖を抱くようになってしまい、Bさんと離婚することを決意しました。
しかし、どうしてもBさんと直接やり取りをすることが怖く、子どもとの面会交流や財産分与等、離婚の条件についての話し合いができずにいました。
ベリーベストの対応とその結果
その後、財産分与や慰謝料の請求等、離婚に際しての条件についても交渉を行いましたが、Bさん側は不動産の価値を非常に低く見積もり、100万円未満しか支払わないという姿勢だったため、合意には至りませんでした。
そこで、財産分与や慰謝料の請求を含む離婚調停の申し立てを行い、当方で不動産の査定を取得する等して、財産関係の客観的な資料を集め、相手方に対しても、預金口座の取引履歴や、確定申告書の提出を求める等、財産開示を求めました。
その結果、不動産の評価額が大幅に上がったこともあり、総額で約300万円の財産分与を受けられることになりました。また、慰謝料については、決定的な証拠はありませんでしたが、解決金として50万円を獲得しました。
【解決のポイント】
正当な財産分与の金額の計算を行うために、相手方に対して、粘り強く、客観的な資料を開示するように求め続け、Aさんに用意していただいた証拠との整合性等を追及して、従前は不明であった相手方の財産を洗い出しました。
また慰謝料についても、証拠が弱かったために厳しい状況でしたが、トータルでの解決というメリットを強く主張し、一部ではありますが支払ってもらえました。
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