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お金の無心をする毒親から逃げたい! 対処法はある? 弁護士が解説!

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2019年05月31日
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お金の無心をする毒親から逃げたい! 対処法はある? 弁護士が解説!

昭和47年、栃木県内で娘が父親を殺害する事件が発生しました。当時の刑法では、第200条によって親等を殺害すると無期懲役か死刑と規定されていました。しかし、この事件では、娘に対して父親が長年暴行を加えていたことから、最高裁で懲役2年6ヶ月、執行猶予3年という異例の判決が下されました。この父親は、常軌を逸する「毒親」だったのです。

この出来事を機に、刑法第200条は姿を消すことになります。しかし、今も毒親に苦しめられている子供は少なくありません。だからといって、毒親に苦しめられる被害者であるあなたが犯罪に手を染めてしまっては意味がないでしょう。そこで、今回は毒親から逃げる方法や毒親に搾取されないための対策を、宇都宮オフィスの弁護士が解説します。

1、毒親とは? どのような行為が該当する?

毒親とは、簡単にいってしまえば「子供の人生を支配しようとして、子供に害悪を及ぼす親」を指します。医学用語でも法的な用語でも、学術用語でもありません。毒親という言葉の由来はアメリカのセラピスト、スーザンフォワードの「毒になる親 一生苦しむ子供」という邦題の著書名です。

一般的には、子供に対して過度の干渉や無視、暴力、暴言、性的搾取を行い、その人格や人生、金銭や労働力を搾取し、支配しようとする親が毒親と呼ばれています。

2、子供は絶対に親にお金を渡さないといけない?

子供が成長すると、子供の収入の一部もしくは大半を渡すように要求する親も少なくありません。毒親に苦しむあなたも、親に逆らうことができずに我慢し、搾取され続けているのではないでしょうか。

法律上、親子関係における金銭の援助については、民法第877条によって「直系血族および兄弟姉妹は、互いに扶養する義務がある」と規定されています。直系血族とは、親子、祖父母などの縦のつながりがある親族のことです。原則、親は子供を、そして子供は親を扶養する義務があると判断できます。

したがって、実家で暮らしている場合や、親が生活に困窮している場合は、子供が生活費を支払うことは、当然あるでしょう。しかし、子供自身の生活に支障をきたさないレベルを保つことが一般的です。

つまり、親から常軌を逸した金額を要求されたとしても、あなた自身の生活を犠牲にしてまで応じる必要はありません。自身の収入の大半を渡すように請求されている場合は、断固拒否してください。ご自身で拒否できなければ、弁護士に相談するなどして法的措置をとることも検討するとよいでしょう。

3、毒親と縁を切る方法とは?

いくら拒否をして距離を置いても、ストーカーのようにつきまとってきたり、職場などへ連絡をしてきたりする親に悩んでいる方もいるかもしれません。そのようなとき、縁を切るためにできることはあるのでしょうか?

  1. (1)未成年の方が毒親と縁を切る方法

    あなたが未成年者であれば、裁判所に親権喪失や親権停止の申し立てを行うことで、親の権利を喪失させることが可能です。民法第834条および同条の2によって「子の利益を(著しく)害するとき」親権喪失や停止の審判を行うことができると定められているためです。これらの手続きは、子供本人や親戚、未成年後見人などが行うことができます。

    しかし、たとえば親権を制限することを裁判所に訴えたとしても、容易に認められるわけではありません。平成29年で実際に行われた親権制限事件のうち、実際に親権制限が行われたケースはたったの27.1%という結果となっています。

    そこで現実的には、子供自ら児童相談所に状況を話して、保護を訴えるのがベストといえるでしょう。児童福祉法第28条では、保護者が児童を虐待したり監護を怠ったり、保護者に監護させることが当該児童の福祉を害する場合、保護したり指導することが定められています。近年では、毒親による支配や虐待から逃れるために、児童相談所に相談する子供が増え、実際に保護される例もあるようです。

    一般的には「子供を思わない親はいない」と考える大人が多く、なかなか難しいかもしれません。しかし、信頼できる周囲の大人に相談することが大切です。

  2. (2)成人されている方が毒親から縁を切る方法

    成人している場合は、児童相談所での保護は不可能です。したがって、自分で関係を断ち切る必要があります。

    具体的には、物理的に毒親から離れる、連絡先を教えない、勤務先などの情報も伝えないことを徹底しましょう。毒親があなたの情報を耳にすることが不可能な距離に引っ越し、毒親と関係している親戚などとの連絡も絶ちます。その上で、住民票の閲覧制限の手続きを行えば、引っ越し先を特定されないようにできるでしょう。

    また、裁判所に面談禁止や接近禁止などの「仮処分命令」を請求することも可能です。ただし、仮処分命令を出してもらう条件には、「著しい損害又は緊急の危険を避けるために必要な場合」と規定されています。実際に、損害や緊急の危険があるという証拠を提出しなければなりません。ご本人が行うのは難しい手続きになりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

4、保証人にならないほうがよい理由

毒親は、子供に対して借金の保証人になるように求めてくることが少なくありません。「子供は親を助けることが常識だ」としつこく迫られれば、保証人にならない道はないように思ってしまうものです。

しかし、保証人には決してならないでください。保証人になってしまうと、親が返済を滞ったとき、あなたが返済をしなければならなくなるためです。親の借金を肩代わりして、返済が苦しい状態に陥ってしまうケースは多々あります。この状況で借金の支払いから逃れるためには、個人再生や自己破産などの法的措置を行わなければなりません。

また、親が勝手に子供を保証人にするケースもあります。その場合は1円も返済する必要はありません。もし、少しでも払ってしまうと、保証人となったことを認めたことになってしまいます。身に覚えのない借金の督促が届いたときは、速やかに弁護士に相談することをおすすめします。

事態が発覚したときは、該当の借金の保証人にはなっていないことを速やかに証明しなければなりません。中には、親が勝手に子供を保証人にしたことを知りつつ契約し、お金を貸す業者も存在します。そのような相手に、個人で対応することは困難でしょう。できるだけ早く弁護士に依頼してください。

このようなトラブルに遭うことを避けるための方法が、ないわけではありません。住所や電話番号、勤務先の情報など保証人になるために必要な情報を親に知られないことです。特に実印などを絶対に持ち出せないようにしておくことが非常に重要となるでしょう。

5、毒親の遺産の受け取りを拒否する方法

他方、裕福でもあなたを支配下に置いて、言うことを聞かせようとする毒親もいます。そのようなケースでは、「親の遺産は相続したくない」と考える方もいるでしょう。

そこで、毒親の遺産を相続しないための方法を解説します。

  1. (1)遺言書に相続させない旨を明記してもらう

    手続きが簡単なのは、親に遺言書に相続させない旨を明記してもらうことです。ただし、親自身に遺言書に記載してもらうことは非常に困難でしょう。現実的ではありませんが、あなたを金銭的にネグレクトしてきた親であれば有効かもしれません。

  2. (2)相続放棄の手続きを行う

    毒親が亡くなった際に、相続放棄の手続きを行うことで財産だけでなく借金を相続してしまう事態も避けることができます。

    相続放棄の手続きは、親が亡くなってから3ヶ月以内に行う必要があるため、死亡したら素早く着手しましょう。相続放棄の必要書類は以下のとおりです。

    • 相続放棄申述書
    • 親の戸籍の附票、住民票除票、戸籍謄本
    • 相続放棄する方の戸籍謄本


    親が死亡してから3ヶ月といえば、意外と時間があるように思うかもしれません。しかし、最終的にどうするのかによってさまざまな手続きが求められます。時間は、思いの外あっという間に経過してしまうものです。戸籍関係の書類は、特に、各種遠方で取り寄せる場合は1週間ほど時間がかかりますので、亡くなった時点で手続きに着手しましょう。

    個人で行うのが難しいと感じる方や、書類の取り寄せが難しい方、相続放棄申述書を作成する暇がないという方は弁護士に相談するとよいでしょう。

  3. (3)生前に遺留分放棄の審判を行う

    親が生きている間に、裁判所に対して「遺留分放棄」の申し立てを行うことで、遺留分の受け取りを拒否することができます。遺留分とは民法で認められた最低限の遺産を相続する権利です。生前に行う場合は、裁判所の許可が必要ですが、死後に行う場合は不要です。

    どうしても毒親が生きている間に手続きをしておきたいという方は、弁護士に相談した上で遺留分放棄の審判を申し立てましょう。

    自分で遺留分放棄の手続きを行う場合に必要な書類は以下のとおりです。

    • 申立書
    • 親の戸籍謄本
    • 本人の戸籍謄本

6、まとめ

毒親による支配は、子供時代だけにとどまらず成人してからも続きます。大人になってからも結婚に口を出す、金銭を要求する、など子供の人生を利用しようとするケースがほとんどです。

毒親の支配から逃れるためには、専門家に相談すること、断固とした意志を持って接触を断つことを徹底することです。成人前であれば、必ず味方になってくれる大人や児童相談所に相談して保護を求めてください。ひとりで悩まずに、周囲を頼りましょう。
借金問題など、法的措置が必要かもしれないと感じたときは、ベリーベスト法律事務所 宇都宮オフィスで相談してください。法律の知見豊かな弁護士が親身になってお話を伺い、最適な対策をアドバイスします。

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